島の交通事情

島の日常 島への移住について

電車がない離島の交通事情。私が単身移住する前に不安に感じていたことの一つです。
都市部で暮らしていた頃は、買い物へ行ったりカフェや映画館さえも徒歩で行くほどで、車の免許を取るという発想すらありませんでした。移住前に来島を重ね気付いたことは、バス・徒歩だと島の一部しか楽しめないということ。そして島外へ出るのにフェリーが驚くほど便利なことです。
今回は、そんな島の交通事情をご紹介します!

小豆島から島外への移動

小豆島は、橋が架かっていない完全離島なので、島外への移動手段は船の一択。船はフェリーと高速艇の2種類(高速艇があるのは土庄港のみ)あります。
2020年10月現在、小豆島は、6つの港(※)から本州や四国との航路が出ており、日本随一、本土との連絡がよい離島と行っても過言でないと思います。よく利用される高松航路だと、所要時間はフェリーで1時間、片道700円です。高松港に降り立つと商店街まで徒歩で15分ほど。便数は、港によって異なりますが、一日5~15便あり、基本的に満席になることはありませんので、出航の10分前に着いていれば十分です。瀬戸内海は基本的にとても穏やかで、フェリーだとほとんど揺れはありませんので船酔いがある方も心配ありません。
高松は大都会ではないですが、商業施設がコンパクトにまとまっていて適度な都会感があるので、「繁華街に行けなくなるのは寂しい」という方や、「仕事は都市部で探したい」と考えている方にも小豆島はおすすめです。惜しい点としては、高松航路最終便が夜8時台なので、夜ご飯をゆっくり食べて帰ることはできないこと…。高松は美味しいごはん屋さんがたくさんあるので、私は思い切って泊まってしまうこともあります。

小豆島の島内移動

小豆島は車社会ですが、住む場所によってはなくても生活が可能です。徒歩圏内で生活できるエリアといえば、スーパーや郵便局等が集まる渕崎地区(土庄町)または安田地区(小豆島町)あたりでしょうか(ただし、海沿いの大通り以外は基本的に坂道なので注意)。
島内は広域にバスが走っており、最大300円で乗車することができるので、こちらを利用するという手もあります。自転車での移動は、島内は坂道が多いので電動自転車でないとちょっとキツイかもしれません。
とはいっても、やっぱり車に乗る方がほとんどで、都市部と比べて駐車場代も安く抑えられますし(2~3千円が相場)、ガソリンは高いと思いきや、離島の補助が適用されていますので、本土と変わりないと思います。車種は軽トラや軽自動車に乗る方が多い印象ですね。
私は移住してから免許をとって、必要にかられてすぐに軽自動車を買いましたが、月額制のリースがあったり、気長に探していると中古を安く譲ってもらえる、という話もよく聞きますので色々と比較検討されるのが良いかなと思います。

(※)2021年4月~ 草壁港(高松航路)が休止となります。

kana

2020年2月に単身移住。
現在は商業エリアからは離れた地域に住み、近くの畑での家庭菜園や稲作チャレンジなどをして島ぐらしを楽しんでます。

関連記事