犬を飼う(小豆島で)

島ぐらしダイアリー 島の日常

今でこそ、犬好きと思われることが多い私だが、もともとは猫派であります。
生まれ育った東京都三鷹市では猫を3回ぐらい飼っていたように記憶しているし、私が高校生のときに迎え入れた子は21歳まで生きた化け猫級だったのもあり、犬と暮らすなんて思ってもいなかった…小豆島に来るまでは。

妻からの影響(洗脳)もあり、小豆島に来てからなんとなく「そのうち犬を飼うんだろうなぁ」と思いつつ、越してきてからまぁ様々なことに巻き込まれたり、自分たちでアホみたいにイベント企画したりと、今では考えられない時間を過ごしていたこともあり、実際に犬を飼うなんて夢のまた夢。
そんな刺激のある日々が一段落したころ、Facebookで保護犬(正確には野犬が民家に産んだ子ども)の貰い手を探しているという投稿がっ!
見た瞬間、なんかビビっときてしまって、すぐさま妻に電話。しかも、その日は夜に雨予報になっていて、この子がズブ濡れになってしまう…ということも後押しとなり、急遽大塚家に家族として迎え入れることになりました。
無事念願の…と言いたいところですが、子犬を育てるのって大変なんですよね…
家の中でウンチはするわ、野犬の血がまだ濃かったので勝ち気。その反面、一緒に寝ないと気が済まないわで子どもを一人授かったようなハードな日々だったと思います。(主に妻がお世話していたんですが…)

そんなこんなで昨年10月で6歳となったナミちゃん。
そもそも小豆島でなければ出会えなかったということもありますが、島での犬との生活はいいなぁと感じることが多いです。日常のことだと散歩ですが、近所の散歩も当然ありつつ、広めの公園に行ったり、一緒に山登りに行ったり、とナミちゃん自身は結構満喫しているんじゃないかと思います。
食事でいうと、今でこそペットフードをあげていますが、パピーの頃は知り合いからもらったイノシシやシカの肉をあげたりしていて、そのおかげで歳を重ねても毛艶がいいのでは、と思ったり。拾ったシカの角もカミカミしたりしてますね(これは良いのかわからないですが)。
あとは、集合住宅や隣家が近い都市部の住宅街に比べると、ご近所迷惑になりにくい環境が多いことや、島では犬を飼っていたであろうお宅が多いこともあり、寛容な方が多いような気がします。(ここは主観なので、居住地域やご近所さんによって異なりますが)
その他の気になる点としては、やはり動物病院ではないかと思います。島内には動物病院が3院(土庄町2、小豆島町池田1)あり、それぞれ特徴はありますが基本的な診療や処置・投薬は行なえます。ただ、高度な治療やセカンドオピニオンとして精密検査とかになると難しい場合があるので、高松の動物病院に通っている方もいらっしゃいます。

ペットも家族の一員ですので、当然一緒に地方移住をしたいという方も多いと思います。住宅のこと以外にも、気にすることも多いですが、なかなか現地の情報が得られないという相談もお受けします。
そんな方には、現犬派、元猫派の相談員がお話を伺いますので、ぜひお気軽にご相談ください!!

【犬飼い、猫飼いさんに向けてのPOINT】

  • ペットフードやリード、ケージ等の基本的なアイテムは島内でも購入可能
  • ネット通販でも購入可能で、ヤマト運輸・ゆうパックでの配送は離島料金はかかりません
  • 島内に動物病院は3院(主に、犬猫)
  • 公園は島内に多数あり、山に行くのもあり(マダニ等に注意)
  • ドッグランも1箇所あり
  • 集合住宅でペット可物件はほぼありません
  • 一軒家でペット可物件はありますが、明示されていない場合は要確認
  • ペットとの地方移住のご相談も承ります!

大塚 一歩

1975年東京都三鷹市生まれ。2012年4月に夫婦で香川県小豆島に移住。
島内企業へ就職後、2016年4月NPO法人トティエ理事就任、2017年4月より同事務局長兼任。現在、妻と長男、島で出会った保護犬と一緒に暮らしてます。

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