そして、猫を飼う。

島の日常

「ちょっと話しがあるんだけど…」
夫婦生活も10年経つと”勘”が鋭くなっているのか、この後に何を言うかだいたい分かってしまった。
察したとおり見せられたのは、まだ生後数週間の茶トラ猫。
過去にも犬の散歩のときに猫を発見し、4回保護していましたので、今回が5回目。たまたまなのか、そういったご縁があるのか、それにしてもよく出会うなぁ。。。
とりあえず受け入れ体制を整え、餌を買ってきたはいいけど、問題は子どもと犬。子どもは動物全般が好きな性格ですが、今は知らせないほうがいいだろうなと思い、初日はケージに湯たんぽを入れて勝手口付近で過ごしてもらうことに。
しかし、夜になると「ニャーニャー」と鳴き声が。
「猫ちゃんの鳴き声がするねぇ。うちのところで迷子になってるんじゃない?」と、察するのが早い我が子。
翌日も同じような状況になったのと夜が冷えそうだったので、子どもには「預かってるから、もう少し経ったら返すんだよ」と言った上で、一緒に暮らしはじめました。
過去4回は、我が家的に受け入れるタイミングでは無かったこともあり、すぐ貰い手を探そうと動いていたんです。
ただ、今回は子どもがとても喜んでいて、犬もテンション上がって(半分ジェラシー)…その賑やかな光景をみていて、なんか悪くないな、とふと思ってしまいました。
数日経ち、子どもから「名前、ピートにした」と言われた瞬間、もうこれは観念するしかないなということで、うちの家族として正式に迎え入れることになりました。
今では、2匹とも私のベッドを占領し、朝6時になるとピートくんに顔を噛まれて起こされる毎日を過ごしています。

以前書いた投稿の<犬を飼う。>というタイトルは谷口ジローさんの名作からのオマージュで使いましたが、まさかその続編の<そして、猫を飼う>にまでなるとは思ってもみませんでした。
(マンガとは違い、犬はまだ健在です!)
暮らしているといろんなことがありますが、こういった良いハプニングは前向きに受け入れていきたいですね。

大塚 一歩

1975年東京都三鷹市生まれ。2012年4月に夫婦で香川県小豆島に移住。
島内企業へ就職後、2016年4月NPO法人トティエ理事就任、2017年4月より同事務局長兼任。現在、妻と長男、島で出会った保護犬と一緒に暮らしてます。

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