地方移住と災害リスク

島への移住について

地方移住を考えはじめた段階では、主にその地域の魅力やポジティブな部分を知り、それを比較して絞り込んでいくというのが、ほとんどの方がされていることかなと思います。(私もそうでした!)
10候補あるうち3つぐらいに絞る段階においてはそれでいいんですが、決定する段階ではデメリットになる部分も必ず調べ、ウィークポイントを中心に現地確認をして欲しいと思っています。
特に確認していただきたいのが、「災害」「犯罪・交通事故」「医療」!!
今回は、災害についてお話したいと思います。

日本は災害大国とも言われていますので、災害リスクがゼロという地域はありません。
ですので、地方移住=未知の災害が伴うという認識をまず持っていただければと思います。ただ、その土地を知らないから未知なのであって、インターネットや現地の方に聞くと具体的なリスクは比較的簡単に確認できます!
小豆地域(小豆島・豊島)の地震災害については、気象庁震度データベース検索での結果(下記画像)をみていただければ一目瞭然かと思いますが、顕在化している活断層が無い小豆郡においては、直接的な地震災害の影響は限りなく少ないと思っています。

・過去10年で震度3が3回、震度4が3回、最大震度となる震度5弱は1回(2013年4月の淡路島でのM6.3地震)
・直近の震度3以上の地震は、2021年11月の播磨灘が震源となる地震(震度3)

気象庁 震度データベース検索より

東京都は10年間で震度3以上の地震が130回起こっていますので、小豆島周辺は(全国的にみても)地震が少ない地域です。私が越してきたのは2012年ですので、移住先を探すにあたって活断層マップとにらめっこしながら、地震災害のリスクが少ない地域という観点で小豆島を選びましたし、実際に東京で過ごしていたときと比べて有感地震は極めて少ないです。
ただし、淡路島・播磨灘を震源とする地震は数年おきに起こっていますので、油断は禁物ではあります。
(参考までに、阪神淡路大震災の際は、島内の最大深度は5弱でした)

次に、太平洋沿岸と瀬戸内海で気にしなければならないのが、南海トラフ地震が連動型になってしまった場合の巨大地震です。想定によると、最大深度6強、津波が生じた場合は最大3.4m(内海湾)といった予測になっています。
これについては、起こるとも起こらないとも言えないので、日頃から備えることが大事でハザードマップや避難場所の確認に加え、自宅からの避難ルート、時間帯と場所によっての避難シュミレーション、ご近所との連携などを想定・確認しておくことで、命を落とす危険性は低くなると考えています。
(ちなみに、津波第一波の到達は最速で14分だそうです)

▼ 小豆島町ハザードマップ
https://www.town.shodoshima.lg.jp/gyousei/kakuka/somu/2_1/3/bousai_map.html

▼ 土庄町ハザードマップ
https://www.town.tonosho.kagawa.jp/gyosei/soshiki/somu/bousaisyoubou/bousai/2213.html
※LINEで「内閣府防災」を友だち追加すると、手軽にハザードマップが確認できるので、ぜひ試してみてください

▼ かがわ防災ポータルサイト
https://www.bousai-kagawa.jp/

また、災害が起こった場合ですが、おそらくフェリーは全航路停船することは確実かと思います。
場合によっては、数日船が出ないということも考えておかなければなりません。
こういった万が一のことも想定して一般的な防災備蓄はもちろんのこと、地方ならではとしては野菜を育てておいたり(育てられる技術を養っていったり)、といった自給自足できるような生活スタイルであったり、島内の一次産業により力を入れ、域内食料自給率を高めるといった大きな取り組みも必要なのかもしれません。

いずれにしても、どこでも災害の影響が起こりうる日本であるからこそ、移住先の最終決定段階においては、地域の情報を入手し、日頃の移動手段も含めて、どういった地区や住宅に住んだ方がいいか決めていってもらえればと思います。

全編ユルさの無い投稿でしたが、皆さんに良い選択をしてもらうために、マジメな話もします!




大塚 一歩

1975年東京都三鷹市生まれ。2012年4月に夫婦で香川県小豆島に移住。
島内企業へ就職後、2016年4月NPO法人トティエ理事就任、2017年4月より同事務局長兼任。現在、妻と長男、島で出会った保護犬と一緒に暮らしてます。

関連記事

島ぐらしブログ

  1. 農日記①

  2. 美味しいものは元気の源

  3. タケノコ

  4. 島の交通安全