みなさんこんにちは!子育て移住コーディネーターの堀川です🐔
1/26(日)に開催された、小豆島中央病院 島民公開講座『 小豆島のお産を考える 』
お話を聞きに行ってきました!!
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私の体感ではこの1年ほど、
「島で子どもが産めなくなったらしい」
「里帰り出産はできないらしい」
など、不安になる噂が流れていました。
一方で、私の周りには最近妊娠出産を経験した複数の友人がおり、彼女等はとても晴れやかに「島で産んでよかった!」と話すんです。
真実は一体なんなのだろう?
そんな気持ちでいた時にこの島民公開講座の案内を知り、絶対自分の耳で聞いてこよう、と決めていました。
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そして迎えた当日、一番の収穫は、
『ハイリスク※以外は、小豆島で十分に産める』
『ハイリスク※以外は、初産婦も里帰りも対応できる』という言葉を、医師や助産師さんの口から、はっきりと聞くことができたこと。
・少なくとも1人の産婦人科専門医がいる(今まで通り)
・熱心で優秀な助産師さんがいる
・優秀な小児科医が複数いる
・優秀な麻酔科常勤医もいる
・緊急時には、他の科の医師からも協力が得られる
そんな情報も教えてもらうことができ、
セミオープンシステム(うみまちサポート)の流れや助産師さんの生の声も聞かせてもらい、私の漠然とした不安は、すっきりと晴れました。
※ハイリスクの詳細は私には責任を持って説明ができないので、ぜひ問い合わせor受診の中で病院に直接ご確認ください。
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ここからは私個人の感想です。
私は、妊娠出産を経験した1児の母であり、
2人目の妊娠出産を望む1人の女性であり、
前職で(福祉的な立場で)産科医療に深く関わっていた支援者でもあります。
妊娠出産は、基本的に〈異常〉ではありません。
でも、母子共に危険な状態になるリスクは高いので、当事者が安全性(より充実した医療体制)を望むのは当然のこと。でも安全性ばかりを求めてしまうと、利便性や費用、自由度などに影響が出てしまったり。全てを100%叶えることが難しいのは想像に容易いです。
私が、医療機関に望むことを上げるとすれば、
①丁寧に診てくれること
②不安に寄り添い、的確なアドバイスをくれること
③心配ごと(異常)があれば、早期に高度医療機関に紹介してくれること
その望みを、小豆島中央病院 産婦人科は十分に叶えてくれると感じました。
だからこそ周りの友人等から、「島で産んで良かった」の声がたくさん聞こえてくるのだと思いました。
…
今のこの医療体制が、今後もずっと続く保証はありません。
人口減少、高齢化、出生数の減少が進むこの離島で。ギリギリの体制でも「島唯一の分娩施設」としての役割を果たし続けようとしてくれている関係者の皆さんに、敬意を表します。
そして“妊娠出産を望む私たち”こそ、当事者意識を持ち、【噂に振り回されず、真実を知り、自身で判断すること】それがとても大切だと思いました。
島の未来が、明るいものでありますように…😊
これからも自分にできることから、取り組んでいきたいです。
子育て移住・空き家コーディネーター 堀川 愛理