移住に失敗はあるか?

島への移住について

私は2012年の4月に越してきましたので、いま10年目、次の4月で小豆島に越してきて10周年を迎えます。そろそろ「移住者」という言葉が似合わなくなってきた年数になってしまいました。


私が新しい暮らしをはじめようと動き出したのは2011年春頃、震災もありまだまだ不安な日々を送っているころでした。10年前は、いまのようにインターネット上に地方移住の情報もほとんど無い状況で(LINEもサービスが始まったばかり!)インターネットを介したコミュニケーションがまだ普及していないころでしたから、「興味がある場所を絞って実際に行ってみる」ということしか手段がありませんでした。
しかし、それが逆に良かったのかもしれません。行って、会えそうな人にアポイントを取って、真剣に人生相談みたいな話を聞いてもらって、島の話も聽かせてもらって…内向的な性格の私からその熱量がどこから出てきたのか今でも不思議ですが、当時の直感と想いと行動が無ければ、島に越してくることも無かっただろうと思います。


というところからスタートして、10年も経つわけですが、私自身「成功している」とは思っていません。
他の移住された方も成功した!なんて思っている方は一人もいないでしょう。ということは逆に「失敗」も無いはずですし、引越し先や会社と合わなかったとしても、次のステップにつながる気付きがあるはずですし、結局のところ自身がそれを発見できるかできないか、ではないかと思います。
また、「地方創生」と言われるものの一番の功績は、それぞれの理想の暮らしは、都市部以外にもあるんではないかと選択肢を広げた点にあると思っています。


まだまだ1年通じていつでも行ける、という状況ではありませんが、感染状況が落ち着いた時期を見計らってぜひご来島いただき、暮らしの視点で島を体感いただければと思っています。
(その際はぜひご連絡ください!)

大塚 一歩

1975年東京都三鷹市生まれ。2012年4月に夫婦で香川県小豆島に移住。
島内企業へ就職後、2016年4月NPO法人トティエ理事就任、2017年4月より同事務局長兼任。現在、妻と長男、島で出会った保護犬と一緒に暮らしてます。

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