小豆島中央病院に、妊婦健診通ってみた!

子育て 島ぐらしダイアリー

私が妊娠検査薬で【陽性】を確認したのは、2025年1月のこと。

待ち望んだ妊娠に喜びを感じながらも、この頃は既に悪阻も始まっていて、
「しんどくて、周りに気を配る余裕なんてない…」
「妊娠経過がどうなるかもわからないのに、知り合いに会いたくない…知られたくない…」

私の頭の中は、ネガティブ一色でした。

小豆島内で妊婦検診を受けられるのは小豆島中央病院のみ。島内唯一の総合病院であるこの病院には、島中の人が集まっています。100%知り合いがいる…。それでも、受診しない選択肢はないわけで。無駄足にならないように診察時間を何度も何度も確認し、意を決して小豆島中央病院 産婦人科に向かいました。


はじめて足を踏み入れた産婦人科外来には、数名の患者さんがいました。その中に知り合いがいて、受付でのやり取りを聞かれてしまうんじゃないかと不安に思いながら、エイヤーの気持ちで受付に向かったのを今でもはっきりと覚えています。

でも、私の心配は、取り越し苦労でした。
受付では、踏み込んだ話は一切されず(体温など最低限の聞き取りだけ)、受診理由は問診票に記入するよう促されました。
「ここでは、何も聞かれないんか…!」
他の患者さんがいる前で、自ら“妊娠の可能性”を口にしなきゃいけないことがすごくしんどかった私にとって、この対応でずいぶん気持ちが軽くなりました。


後日、土庄町健康福祉課(保健センター)に母子手帳をもらいに行った時も、窓口で病院から預かっていた書類を見せただけで状況を理解してくれて、すぐに個室に案内してくれました。とっても、救われました。

島は狭い世界だから、どこに行っても知り合いがいます。
そして噂はよく回る…。
それは時として残酷で、恐ろしいもの。

でも、

【むやみにプライバシーが筒抜けになることはない】
【可能な限りの配慮をしてもらえる】

最初にそう分かったから、そこからの妊娠期間は安心して過ごすことができました。
(もちろん通院する中で、知り合いと遭遇することはたくさんあったけどね。でも、それは仕方ないよね😊)


小豆島中央病院での妊婦検診は、(忙しいはずなのに)いつもあたたかい雰囲気。

2人の先生は、どちらも診察が丁寧で、時にお茶目で。途中、赤ちゃんに気になる所見が見つかったけれど、しっかり説明した上で経過を診てくれたから、必要以上に不安にならずに済みました。
悪阻が辛くて涙が出た時は、助産師さんや看護師さんがゆっくり話を聞いてくれて。バースプランも真剣に聞いて、叶えられる方法を一緒に考えてくれました。
予定日が近づいても生まれる気配がなくて不安になっていた時、先生が「焦らんでええわ、産まれんかった人見たことないから」と笑ってくれて。なんだか肩の力が抜けて、赤ちゃんを信じてその時を待っていよう、と勇気が出ました。

もちろん、日によっては待ち時間が長くてちょっとしんどかった時もあります。
でも、誠実な対応は、患者にもちゃんと伝わりますよね。

私にとって小豆島中央病院 産婦人科のスタッフさんたちは、あたたかくて人間味があって信頼できる方ばかり。安心して2つの命を預けられる、心地の良い居場所になりました。

▶小豆島中央病院 産婦人科で産んでみた、につづく

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本投稿に際して、写真の掲載など、快く許可くださった小豆島中央病院はじめ関係者の皆様に、この場をお借りしてお礼申し上げます。ありがとうございました!

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Airi

堀川 愛理(34)
2023年大阪市内から家族で移住。同年7月~土庄町の地域おこし協力隊に着任。“子育て移住・空き家コーディネーター”として子育て世帯の移住定住支援や空き家活用を担当。
島で第二子を妊娠・出産。現在2児の母(4歳0歳)。社会福祉士。保育士。イラストレーター。

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