4年ぶりに、『肥土山農村歌舞伎』が開催されました!

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毎年5/3に行われる、肥土山の伝統行事『肥土山農村歌舞伎』
2020年以降は、感染症の影響により規模の縮小が続きましたが、今年は4年ぶりに、『寿式三番叟』をはじめとする3つの演目が奉納されました。今回は、小豆島の各地区の魅力を紹介する動画『集落の手帖 the movie』 大鐸(おおぬで)地区編の撮影に伴い、舞台準備から、肥土山農村歌舞伎が開演されるまでの様子を見学させていただきました。

平日の仕事終わりに、衣装合わせや化粧の練習をされている様子や、前日の舞台準備やリハーサルの光景をみて、地域の人たちの農村歌舞伎を大切に思う気持ちや、地域の伝統を繋いでいく強い団結力をヒシヒシと感じ、肥土山の素敵な地域性に感動しました。

▶︎第一幕『寿式三番叟』
本番当日は、肥土山歌舞伎舞台を囲むように、地元の方・観光の方問わず、たくさんの人が集まりました。観客席から、合いの手や拍手があがるたびに、会場のみんなで歌舞伎を楽しんでいることを実感し、これだけ多くの人が集まる催し事を、自治会の方や、肥土山歌舞伎保存会の方など、地元の方々で運営されている様子から、改めて肥土山は活気あふれるパワフルなエリアだと思いました!

▶︎第二幕『青砥稿花紅彩画 稲瀬川勢揃いの場』
第二幕は、肥土山の子どもたちが演じる『こども歌舞伎』がありました。

▶︎リハーサルの後、労いのお菓子(御花)をもらうこども歌舞伎の演者たち
こども歌舞伎の練習風景や、本番の舞台挨拶を見て、地域の人たちが何より、地域の子どもたちを大切に思っているのが伝わりました。肥土山の子どもたちが、歌舞伎という舞台でのびのびと自己表現ができる、そんな田舎らしいあたたかい雰囲気が、これからもずっと続いて欲しいなと思います。

▶︎第三幕『仮名手本忠臣蔵 六段目 勘平切腹場』
第三幕は、農村歌舞伎のベテラン・肥土山の大人たちの演目でした。農村歌舞伎を見て育った地元出身の方だけでなく、肥土山に移住した方も一緒に、みんなが一丸となって役を演じる姿に、開始からずっと目が離せませんでした。地域の人たちがクスッとなるような、地元の話題や集落の風土の特徴も芝居に織り交ぜ、時々笑い声があがる、そんな和気藹々とした農村歌舞伎でした。

来年も、会場の人たちみんなで華やかな歌舞伎を楽しむのが楽しみです♪


Rin

RINです。2021年に新卒で小豆島で就職・移住してきました。社会経験の浅い私が、小豆島で1人で暮らしていくのはなかなか大変です。でも、小豆島が大好きなので、ここで立派な大人になれるよう、今日もお仕事・島暮らしを全力で取り組んでいます!

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