暮らし方はいろいろ

島への移住について

島にはどんな人が暮らしているでしょうか。
移住前、関西から出たこともなく情報収集能力も乏しかった私にとっては、島の暮らしは全くの異世界。
一軒家で畑や園芸をして、新鮮な野菜や魚で料理をして、ご近所さんと仲良くおすそ分けし合ったりして、ゆったりとした時間の流れがあって。おだやかで自給力高めの暮らしなんかな~くらいの雑なイメージしかありませんでした。
そしてそんな暮らしに漠然と憧れをいだいて移住してきました。

実際暮らしてみると、小豆島は離島といえども2万7千人もの人が暮らしています。当然ですが、色んな人がいます。皆が皆、畑や釣りをするわけでもないし、日夜仕事に没頭する人もいれば、仕事は最小限度で趣味を満喫している人もいる。お洒落する人もいればしない人もいる。島から全く出ない人もいれば、都会へ頻繁に通う人もいます。
小豆島は、こういう暮らししかできない/しないといけない というのがなく、ある程度自由に暮らし方を選択できる、幅のある島だなと感じます。

移住前の私は畑もやったことがないし、近所付き合いもほとんど経験なく、コミュ力も不安。そんな状態からのスタートでしたが、移住後一年経って振り返ってみると、なんだかんだ、ほぼほぼ元々イメージしていた暮らしができているなと感じます。そうできている理由を考えてみたところ、人の縁に恵まれたということが大前提ですが、普段自然と心掛けていることがありました。

1 人の厚意はもらっておく
島暮らしをしていると、本当に色んな方から厚意をいただくことがあります。食材を分けてもらったり、自家製のものをいただいたり、釣りや畑を教えてもらったり・・。基本的には申し訳ないとは思わず遠慮なく受け取るようにしています。そうしたほうがきっとお互い気分も良いし、いつか何かで返せるよう精進しようと思えます。

2 好奇心を持つ/ご縁を大切にする
ちょっとめんどくさいことでも、なるべく自分でやってみるようにしています(買えるものも自分で作ってみるとか)。島ぐらしには他にも色んな体験や出会いが待っていますが、無理のない範囲で「迷ったらやってみる、行ってみる」ようにしています。

3 穏やかでいる
これまで出会った人はわずかではありますが、皆穏やかな方ばかりの印象です。それはいつも凪いでいる瀬戸内海が少なからず影響しているのではないかと思っています。
小豆島に来たからといって、すべてがハッピーというわけにはいきませんが、せっかくこの地で暮らすことを選んだのだから、なるべくはこの海に似合うような、穏やかな心でいられるよう努めています。

4 こだわりは持たない
私は他所からお邪魔した側の人間、という意識は持って、なるべく地域に馴染めるよう意識しています(ちっとも頑張ってはいません)。良いところも悪いところも含めて、この土地に根付いた文化や慣習を大切に思っています。

一例にすぎませんが、私の場合はこんなかんじで島での暮らしを楽しんでいます。

kana

2020年2月に単身移住。
現在は商業エリアからは離れた地域に住み、近くの畑での家庭菜園や稲作チャレンジなどをして島ぐらしを楽しんでます。

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