食材は自分で調達したい!

島ぐらしダイアリー 島の食卓

島の食と聞いてどんなものを思い浮かべますか?
意外にも、小豆島には食事処やカフェがたくさんあります。地元の方に愛され続けている昔ながらの定食屋さんから、移住の方が新たに開かれたカフェまで様々。そして本当に美味しいお店が多いんです。そうしたお店へ食べに行くのは勿論良いですが、私にとっては、せっかく憧れの古民家暮らしなので、畳に座ってゆっくりと、おうちごはんが一番です。
都市部にいたころは、食べものは「買うもの」。料理はしても食材はスーパーに全ておまかせでした。となると、食材を買うためにお金が必要、お金が必要なら…と、そんな生活に少しばかり疑問を抱いていたのだと思います。だからこそ「畑ができる」「魚が釣れる」この島を移住先に選びました。ゆくゆくは、自然が持つ大きな力を活用する知識を身につけて、お金に頼りすぎない暮らしができたら最高だなぁと思っています。

特に畑は全くの未経験かつ、避けては通れない虫が苦手な状態で移住してきましたが、移住後1年がたち、ほんの少しですが野菜を収穫できるようになってきました。家庭菜園をしている人は多いので、近所の大先輩たちが丁寧に教えてくれます。「ブロッコリーとう立ちするよ、はやく取らないと」「豆は上にのびるように紐でくくって」等々。家と違って、畑はオープンな場所にあるので、気にかけて見てくれているんですね~。ネットで簡単に情報が得られる時代ですが、やっぱりその地を熟知している地元の方の知恵が最も信頼できます。日々ありがたいなと思いながら、少しずつ勉強していっているところです。
畑をしていると、どうしても同じ野菜が一度に沢山採れてしまいます。そういった時に、どのようにしたら長く、美味しく食べられるか…というところから、最近は保存食(干したり発酵させたり)づくりにも興味津々です。そんな生活を送っていると、自然と食に向き合うことができて、日々の食事を楽しめるようになったな~と思います。これが島にきて最も良かったなぁと思うことです。

kana

2020年2月に単身移住。
現在は商業エリアからは離れた地域に住み、近くの畑での家庭菜園や稲作チャレンジなどをして島ぐらしを楽しんでます。

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