豊島は「ザ・島ぐらし」

豊島は小豆島の西方3.7kmに位置する離島です。島の中央には壇山(340m)があり、古くから豊富な水を利用した稲作や農業が行われてきました。今でも米・いちご・みかん・レモンやオリーブなどの栽培が盛んです。家浦、唐櫃(からと)、甲生(こう)の3地区があり、あわせて約700人が暮らしています。3年に1度の瀬戸内国際芸術祭の会場にもなっており、期間中は国内外から多くの観光客で賑わいますが、普段は人気が少なく、静かな時間が流れています。
地域の方と交流しながら、自然と共生した島暮らしをしたい方に向いています。

買い物は島外、ネットも活用

豊島には、商店はありますが都市部のようなスーパーマーケットがないため、日常生活で必要なものは小豆島あるいは宇野(岡山県玉野市)へ買い出しにいきます。それぞれ唐櫃港、家浦港からは30分前後で到着します。インターネットは概ね繋がり、ネット通販は、配送方法によっては離島料金がかからないものもありますので、うまく活用できると便利です。

日常の風景がとにかく美しい

豊島美術館や瀬戸内国際芸術祭など、アートの島の印象も強い豊島ですが、そうした作品以上に魅力的なのが島の風景。
一日の変化や季節の移り変わりを敏感に肌で感じながら暮らすことが出来ます。

医療体制は小豆島に比べて脆弱です

豊島は病院がなく、島外から医師が週に4日間巡回診療をしています。医師が常駐していませんので、夜間や診療日以外に急病になった場合は、最悪諦める覚悟も必要です。救急車もありません。定期的な通院が必要であったり、充実した医療サポートを求める方には不向きです。