醤油・佃煮
小豆島の特産品として広く知られる醤油産業が興った最初のきっかけは塩づくり。播州赤穂から移り住んだ塩浜師(塩をつくる職人)によって瀬戸内海の海水を利用した塩業がさかんに行われ、その後塩が生産過剰になると、塩を使った醤油づくりに移行していきました。それから醤油の生産が増えると、今度は上質な島の醤油を使った佃煮文化が花開いていきました。馬木地区~苗羽地区の「醤の郷」では、今でも醤油蔵や佃煮工場で製造が続けられています。
素麺
小豆島の手延べ素麺は、奈良県「三輪そうめん」兵庫県「揖保乃糸」に並ぶ日本三大素麺の一つとなっています。麺を伸ばす際に、小豆島の特産品であるごま油を使っている点が島ならではの特徴です。素麺工場に乾燥されていない、生そうめんがいただける食事処が併設されているところもあります。
オリーブ
明治時代、日本で初めてオリーブの栽培に成功した小豆島。初秋から収穫がはじまるオリーブの実は、塩漬けやオリーブオイルなど多様に加工されて販売されています。
島内には大手オリーブ会社が3社ありますが、近年は地元起業がオリーブ産業に参入したり、新たに移住者や6次産業化する農業者が増加したこともあり、栽培面積が増えています。
観光産業
小豆島は人口約2万6千人ながら、毎年100万人を超える観光客が訪れる観光の島です。
島内にはオリーブ公園や二十四の瞳映画村、寒霞渓ロープーウェイなど様々な観光スポットがあります。また、島内にはホテルや民宿など40を超える宿泊施設もあります。