小豆島町地域おこし協力隊  松島悠友
◎プロフィール
2024年12月に新卒から17年勤めた損害保険会社を退職し、小豆島町へ家族で移住。2025年4月にオープンした坂手港の新フェリーターミナルの管理・運営業務に地域おこし協力隊として従事している。

Q1 どうして移住先として小豆島を選んだのですか?

これまでの経験から都市部ではなく、地方暮らしの方が自分に合っていると感じていました。出身は海がない埼玉県のため、幼い頃から海の近くに住むことに憧れていました。地方移住を考えたときに、せっかく移住するのであれば、より特別に感じられる環境を選択したいと考えていました。そんな時に、ちょうど小豆島町の地域おこし協力隊の募集がされていました。小豆島は離島ですが、生活に必要な施設は整っていることもわかり、私の求めている移住先の条件がほとんどここにありました。

Q2 地域おこし協力隊の応募動機を教えてください

前職では約17年間勤務しましたが、企業に属して働き続けることが正しいことなのか思い悩むことが多かったです。また、転勤族だったため、転勤してしまうと、その場所で築いてきた事や、人間関係がすべてリセットされてしまいます。その点がメリットになることはありましたが、やはり寂しさや心残りが生じることに違和感を覚えていました。私の中で「移住×転職=地域おこし協力隊」は、それまでの企業に属する働き方から脱し、地域に根ざして働くことを叶えるものでした。

Q3 松島さんが感じる「島の魅力」とは?

とにかくコンパクトなことに魅力を感じています。都会に住んでいた頃のように、何時間もかけて癒しを求めて旅行に行き、帰りの渋滞で疲れて帰ってくるということはなくなりました。保育園に娘を迎えに行った帰りに、人気のない海で静かな時間を満喫することが簡単にできるようになりました。必要な物のほとんどは島内で手に入りますし、ネットショッピングも普通に利用できます。島での選択肢は少なくても、都会にいた頃に感じていた圧迫感、飽和感からは開放されました。小豆島に来てよかったと思っています。

協力隊への応募を考えている人へメッセージをお願いします

このページをご覧の方は、人生の転換を真剣に考えていることと思います。私もずっと転職、移住について考えてきましたが、小豆島町の地域おこし協力隊に応募することで人生が大きく変わりました。この決断が正しかったのかは、先にならないとはっきりしませんが、自分で選択して、今、ここにいることに満足しています。今がタイミングかもしれません!みなさまの決断を応援いたします!余談ですが、小豆島には、地域おこし協力隊に応募するまで来たことがありませんでした…。